あんこゆき

韓国人・台湾人との共同生活から得た、ちょっと意外で有益な情報を、慶應生あんこゆきが発信

台湾の大戸屋では日本語が公用語なんです【あらびっくりな接客】

 

みなさんこんにちは〜
あんこゆきです。100万年ぶりにこちらのブログを書いています。

最近、コロワイドが大戸屋に超攻撃的買収を仕掛けていることが話題になっていますね。
その大戸屋ですが、実は台湾でも大人気なんです。台北、台中、台南、桃園、高雄含めて40店舗。

台湾の大戸屋に行った時に非常〜〜に衝撃を受けた点を紹介していきたいと思います。


1. あいさつが日本語

「いらっしゃいませ〜」
「少々お待ちください〜」
「ありがとうございました〜」
「またお越しくださいませ〜」


   !? !? !?

ここどこだっけ。日本だっけ。

いやいや、お客さんは全員台湾人かその他中華系の方々。

なのに、店員さんの挨拶は全て日本語

果たしてお客さんは店員さんの言っている言葉の意味を分かっているのだろうか...?と思い、ちょっと観察してみたのですが、

お客さんは、完全に慣れている様子でスルー。

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注文やお会計など、説明の必要な部分は中国語。

でも、台湾人が台湾人に日本語で話しかけるという、日本語学校か日系企業でしか見ないような光景が普通にレストランで繰り広げられていてとても不思議な感覚でした。

大戸屋が日本の定食チェーンであるため、マニュアル通りに日本語で接客しているのでしょう。

そこまで徹底するか...?と少し違和感も持ってしまいましたが。

 

2. 本当に日本人客が来店したら赤面された

ただ、いざ私のような本物の日本人が訪れると、明らかに戸惑われました。笑

店員:「いらっしゃいませ〜。幾位?(何名様ですか?)」

(私:いきなりの日本語に一瞬ポカン)

(店員さん:もしや日本人か?と気がついたようで突然赤面)

私:「一個~(1人です〜)」

店員:「啊,嗯,(あ、うん)かしこまりました」

 

私も戸惑ったけど相手も明らかに「自分の日本語通じているのかな?」と途端に自信消失したかのように恥ずかしがっていました。

たしかに、大戸屋にわざわざ行く日本人は少数派かもしれません。いても長期滞在の方が多いでしょう。

私が行ったのは台北駅付近の京站店と誠品南西店。

台湾人の友人に尋ねても同じく、他店舗でも日本語での接客が一般的だそうです。

3. 台湾大戸屋のメニュー

メニューはほとんど日本と変わらない。
でも表紙がちょっと違う。日本だと「ちゃんとごはん」だけどこちらは「からだ想いごはん」!

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つい最近、日本語を勉強してる台湾人に「からだ想いごはん」って日本語間違ってない?と聞かれたばかり。それで、日本の大戸屋のメニューの表紙と違うことに気がついた。

からだ想いごはん。
優しいフレーズだなぁ〜

 注文はタブレット。日本語や英語も選べます。 

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この日はなぜか売り切れが多発していたのですが、別日に別の店舗に行った際は全く問題なかったです。

まずはミニ黒酢あん

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中身はほとんど日本のと変わらないけど、印象的なのはこのミニ白菜の立派な立ち姿
盛り付けが台湾らしい!

そして野菜のせいろ蒸し

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ほとんど日本と変わらない!
違うのはかぼちゃがピーマンに入れ替えられているところだけに見える。

最後に、アイス

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ちゃんとあんこもついていて美味しかったです!ごちそうさまでした!

「またのお越しをお待ちしておりま〜す!」という掛け声で見送られて帰宅しました。


4. 日本らしさの売り出し

日本人の私は、入店直後から驚きを隠せなかったけれど...

場所が台湾でしかも台湾人のお客さんに対し日本語で話しかけるというのは、台湾の方からしたら日本の本場らしさがあって良いのかもしれない。

今回紹介した大戸屋のように、台湾では日本らしさの売り出しが販売戦略の一つになっています。

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↑二階建てのモールのワンフロアに5店舗も日本食レストランがある

台湾における日本食の消費に関する資料はJETRO(日本貿易振興機構)さんが調査・公開しています。

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JETRO「日本食品消費動向調査 台湾」2020.7.29アクセスhttps://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2018/6af0b9fcac9be98a/foodmarket_tw-rev2.pdf

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5.結論 : 台湾の大戸屋は日本人からすると独特だけど、でも懐かしさを感じる

私は、2019年の夏休みに一ヶ月間台湾の企業でインターンをしていた時に大戸屋へ食べに行ったんです。

職場は皆さん台湾人でしたし、日本語を聞くこともなかったですし、和食も食べる機会がありませんでした。

そんな時にふらりと大戸屋に立ち寄ると、日本語の接客にはびっくりするものの、
やはり、家庭的な雰囲気と安定の味に懐かしさを感じます。

 

まさに、ちゃんとごはん、おうちごはん、からだ想いごはん。


皆さんも、台湾に留学したり旅行したり駐在されたりする機会があれば行かれてみてはいかがでしょうか。

本日もご精読ありがとうございました!最後に、最近の自画像を載せておきます。 

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↑最近コロナで美容院に行けず、髪が伸び〜る伸びる。。

おぬるんよぎかじ〜〜!