あんこゆき

韓国人・台湾人との共同生活から得た、ちょっと意外で有益な情報を、慶應生あんこゆきが発信

名大附属の卒業生が母校を徹底考察【藤井聡太棋士・名古屋大学教育学部附属中高等学校】

 

こんにちは。あんこゆきです。
ただの偶然ですが、筆者と藤井聡太棋士は母校が同じです。

校名は、「名古屋大学教育学部附属中・高等学校

受検合格の基準がブラックボックスであることから憶測を呼びやすく、掲示板にはあることないこと諸々書かれている母校。
あることはともかく、ないことに関しては遺憾を覚えているし、本気で名大附属を知りたい人への妨げになりかねないと思っています。


そこで、ここでは、実際に6年間名大附に通った感想と考察を独自の視点から語っていきたいと思います。卒業から年月が経っておりますが、いくらか参考になる部分もあるかと思います。

名大附属の概要

国立で唯一の併設型中高一貫校
2006年〜現在 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)
2015年〜2019年 スーパーグローバルハイスクール(SGH)

規模

中学
1学年約80名、1クラス約40名ずつの2クラス制
中学で男女各40名、計80名募集、よほどの事情がない限りそのまま附属高校へ進学
(筆者の年度では全員)

高校
高校で新たに40名募集する
1学年約120名、1クラス約40名ずつの3クラス制

中学からそのまま進学した80名+高校から進学した40名=120名となる名大附属高校の中庭です

向かって左が高校の校舎、向かって右の見えていない方が中学の校舎である。

実体験に基づいた校風の考察

多くの掲示板にも書かれているように、名大附属は自由な校風である。これは否定しない。制服のアレンジや頭髪のことで問題になったという話は一度聞いた限りである。それも、生徒同士での議論である。

ちなみに、時たま頭髪がカラフルだったり制服のアレンジが豊かな同級生がいるからといって風紀が悪いわけでは全くない。見た目の華やかささえも、例えば美術系やアパレル経営などの学問に結びつけられてしまうのである。

そう、何よりも、学習環境が非常に自由で豊かだった。
勉強を押し付けられることはないが、やりたいことをとことん追求させてくれる環境がある。高校生で、国際関連のことに興味を持ったら、週一で名古屋大学の国際開発や国際法の授業や、英語で行われている授業に参加できる。寄生虫に興味を持ったら自分でプロジェクトを作ってしまえば良い。クイズ研究会に入っていた先輩方はテレビ番組「高校生クイズ」で成績を残していた。

↓当時、勝手に友人たちと取り組んでいた国際ボランティアで、私が指揮をとっていたプロジェクト

国際ボランティアの自作広告です

土曜日も休みだし、特進コースはないし、参加必須の補習もほとんどない。
どこの大学に行くと言っても止められることはなかった。

そのため、やらなければとことん堕落する可能性もある。ここは1つ問題点と言えるかもしれない。

ただし、私の周囲ではそういうケースは見たことがない。
それは、先生方のサポートに起因する。先生に、「よくわかんない。補習してほしい」と頼めば快諾してとことん尽くしてくれた。本当にありがたかった。よく、授業後に親友に連れられて化学担当の先生のところへ行ってたな。私は化学を選択してい
ないから全然関係なかったんだけど。

そんなこんなで、興味のあることを追究した結果、目標の実現のために勉強したい!と奮い起つ子が筆者の周りには多かった。中学3年間のうちに、すでに土台が築かれていると言って良いだろう。6年も経つと、以下の通り、良くも悪くも世間知らずである笑

卒業後に役立ったこと

1. 知的好奇心による自身の成長
大学に進学し、アルバイト先等で「将来何をしたいか全然わからない」とか「なんでもいい」とか「趣味は特にない」とか「お金かかるから外には出たくない」と言う学生たちに出会って、当時は「え、なんで」と、結構ショックを受けた。これは、高校卒業後に名大附属の同期と話した時に大いに共感された


将来何をしたいかわからない、趣味は特にない、なんでもいい
→インタビューしに行ったり本読んだりして興味のあるものを探そう

お金かかるから外には出たくない
→よし、お金を集める方法を考えよう。他者にもメリットのある方法がベストだな。

落ち込む時もあるけど、こう発想を転換しないと何もしないまま人生終わってまうんじゃないかと思ってしまった記憶がある。これには個人差はあるだろうが、名大附属での教育の影響もかなりあったんじゃないかと思う。

2. 研究能力が付く
名大附属に行って良かったと思う点の1つに、研究能力が付いたことをあげたい。

大学に入学すると、なぜか突然数千字のレポートを書かされたりプレゼンをさせられたりすことになる。これに四苦八苦している学生をよく見かける。

名大附属では毎年、総合人間科という科目の一環で、一人一人がテーマを設定し、研究を行う。中学1年次から、1人でアポイントメントをとり、1人でインタビューに行き、論文を書き、プレゼンを行う。これはかなり大学やオフィスで活かされた。

大学に入ると、多少規模が大きくなるものの、名大附属で基礎能力をつけてもらったため、特に苦手意識はなかった

↓名大附属中・高時代に筆者が書いた論文

名大附属の文集
※今改めて読むとめちゃくちゃ恥ずかしかったのでモザイクかけさせてもらいました。概要は、発展途上国の貧困に対する解決策と卒業後の展望についてです。ちなみに意外とその展望からそう遠くない人生を歩んでいます笑

名古屋大学との関係

名古屋大学への特別推薦枠はなかった
でも、私は、週一で名古屋大学の国際開発や国際法のゼミや、英語で行われている授業(G30)に参加していた。放課後、同じように申し込んだ子たちと一緒に大学の教室に向かい、大学生気分に浸ってワクワクしていたのを覚えている笑
ちなみに筆者は、大学入試の際、授業で知り合った教授に推薦書を書いていただいた。

こんな写真が見つかったので載せておきます。
名古屋大学の図書館前でスタバを飲む筆者と友人。

名大附属高校の学生が名大図書館の前でスタバを飲んでいる
※学生証を見せて、名古屋大学の図書館も利用していました。ついでに名古屋大学構内にあるスタバも...笑 今思うとちょっと気取ってたかな。

どういう子が受かるのか

「変人が受かる」というやや議論を招きそうな意見や、反対に、「それは自意識過剰」という意見も時々見られる。
確かに、何かに熱中している人が多い印象はあったが、より正確にいうならば、学校は、できるだけ伸びしろが大きくて育てがいのある人を探しているのではないかと。
そして、学校が個性を引き出して伸ばしてくれる。

たった1日の適性検査(文理融合の記述試験、小論文、グループ面接)で、個性を完全に見抜くことは不可能だろう。

もちろん正式な基準は知らないが、私の学年の場合は、一般的な教養に加え、例えば思考力、文章力、人間力、集中力、リーダーシップ、協調性、その他特技などを備えている人が多かったように思う。

さらに、それを試験当日に文章や言葉や絵や行動で表現出来るかどうか。
必ずしもすべての項目で理想的な結果を残していなくても、1つの分野で群を抜いて能力を発揮できていれば合格しているのでは、と入学後に思った記憶がある。

筆者なりに一言でまとめると、背中の押し方次第でグンと成長しそうな人。
なんだか聞き覚えがあるな。極端な例だと、藤井聡太棋士と杉本師匠の関係みたいな...?

おすすめの学習塾

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筆者は大手学習塾2社で塾講師を勤めた経験があり、塾の良し悪しは大体把握しております。
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中学受検者と高校からの進学者の関係

中学からの進学者と高校からの進学者の大きな違いは...メイクをしているかしていないかだったかもしれない笑 
筆者の学年では、中学1年からメイクをしている人は多分いなかった。途中からアイプチをしていた子はいたけど、そのぐらいかな。
このアットホームな空間で、3年間もすっぴんを見せ続けていれば、あと3年メイクしようがしまいがどうでもいいと思ってしまうのかもしれない。笑
中学からの進学者が高校デビュー!とイメージを刷新しにくいのは残念な点かもしれない。

真面目な話をすると、これは学年の雰囲気や担任によるだろう。
先輩方は、高校を卒業する頃にはもう誰が中学からの進学者で誰が高校からの入学者かわからなくなっていると話していた。
しかし、筆者の年度の場合はちょっと違っていたと思う。決して仲が悪いというわけではない。むしろ良かった。

ただ、学習面については、中学からの進学者からは高校からの進学者は若干無気力に見え、高校からの入学者からは中学からの進学者が意識高い系に見えていた可能性はある。中学3年間ですでに土台が築かれており、その時点で、やりたいことがはっきりしつつあるからかもしれない。ここでの「やりたいこと」とは固執しなければならない目標というわけではなく、成長途中の中高生の時点で考える目標という意味である。

おわりに

いかがでしたか。少しでも参考になれば嬉しいです。
私は、6年間名大附属の教育を受けられて本当に良かったと思っています。

リアリティを持たせるため、あえて良い点と問題点を織り交ぜながら書いてみました。
ただ、冒頭でも述べたように、卒業から年月が経っています。なるべく情報を更新していきますが、カリキュラム等の正式な変更については名大附属の公式ページから確認できます。

また、自身が在籍していた時期にフォーカスして、実際に通ってみた感想と考察を書いています。意見は在籍年度や立場によって様々かと思いますので、あくまでも1つの参考にしていただければと思います。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。
今後、学習法などについてもお伝えしていきたいと思っています。
受験生の皆さん、そして保護者の皆様、ファイトです!

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あんこゆきは、1, 2日おきぐらいの頻度で更新しています。
それではまたお会いしましょう。

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