あんこゆき

韓国人・台湾人との共同生活から得た、ちょっと意外で有益な情報を、慶應生あんこゆきが発信

台湾で「サーモン」に改名する人が続出。台湾スシローが「鮭魚」が名前に付く人を対象に食べ放題に。

こんにちは。あんこゆきです。

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衝撃のニュースです。

台湾スシローが「鮭魚(サーモン)」の二文字が名前に入っている人は無料で食事ができる、というなんとも愉快なキャンペーンを打ち出しました。

期間は、3月17日〜3月18日の二日間。

その結果、蘋果日報によると、現在のところ135名がこのキャンペーンのために改名しています。狂 135人改名鮭魚 吃整桌免錢 | 蘋果新聞網 | 蘋果日報

台湾スシロー

(※台湾スシローホームページより)

音も漢字も完全に「鮭魚」の人は無料、二文字が同音異字の人は5割引、一文字が同音異字の人は1割引

早速、問題発生

台湾では一生の内で改名できる回数に制限があります。
3回まで。

嫌な予感がしますね...

なんと、昔、自分の知らない間に親が二度改名手続きを行っていたのを知らずに改名してしまった人がいるのです。

つまりその人の名前はこれから一生「サーモン」...

病院で名前を呼ばれる時も「〇サーモンさん」...
数十年経っても、「あぁ、あのスシロー現象で改名した人だな」と思われるのだろうか。
本人も気の毒だが、もし自分が親御さんだったらと思うと辛い。

問題はそれだけにとどまらず、

早速改名したにもかかわらず、なぜかスシローではなく、くら寿司に行ってしまった人がいるそうで...。
お会計の際になってやっと間違えたことに気がついたそうです。
どこまでが真実かわかりませんが、下のニュースではそう報道されています。

まあ、キャンペーンは二日間ですし、周囲の気を引くためにわざと間違えてくら寿司で高額を払って次の日にスシローで食べ放題に参加する可能性もあるにはありますかね...?

today.line.me


台湾の内政府が「自分の名前を大切にしよう」と呼びかける事態になっています。

經過昨日鮭魚大結義 想必大家都知道,改名原則最多三次。        依據大法官釋字跟《姓名條例》規定, 大家都能自由地擁有喜歡的名字。 一個人原則上有三次改名的機會。       但,請大家慎思愛護自己的好名字, 好好珍惜使用戶政資源!      #人民管家內政部 #勤洗手 #戴口罩 #改名

內政部さんの投稿 2021年3月16日火曜日


これには台湾スシロー側もさぞかしあたふたしていることだろう...と思いきや、

台湾スシローの社長は「反響には驚いたが、スシローに食べに行くために改名へ駆け込むのはそれほどまでにスシローを好きだということの表れで、スシローが好きだからこその行動だから、『ミスターサーモン』も『ミスサーモン』もウェルカムです」と、このキャンペーンに対して積極的な姿勢を見せています。

為吃壽司郎衝戶政改名!總經理笑回:歡迎鮭魚先生、小姐 | 生活 | 三立新聞網 SETN.COMk下部を筆者あんこゆきが翻訳)

ということで、あっぱれです。
このキャンペーンが終わったら名前を戻す人が多いはずです。
実質、改名の権利を2回分使ってしまったということですね。
皆さんはどう思いましたか。


ちなみに、日本は改名回数に制限は設けていませんが、二度目はほぼ通らないそうです。
日本で同様のキャンペーンが始まったらどうなるんだろう?と筆者も思ったりもしましたが、まぁ始まらないよな、という結論に終息しました。

そもそも日本と台湾は似ているようで、決定的に似ていない部分がありますね。
今を重視するか未来を重視するのか、楽しむこととリスクの比重

そんなところでしょうか。

このキャンペーンは成功と言えるのでしょうか。カオスを巻き起こし、話題性は抜群でしょう。スシロー側の売り上げは上がるのでしょうが、後々、失ったものの大きさに気がつく人もいるかもしれないですね。

www.ankoyuki.com

私事ですが

この度、大学を卒業しました〜
この春から、某大学院の某研究室である意味真っ黒になりながら精進して参ります。
詳細について、また別記事でお話ししていきます。

大学についてちらっと書いた記事はこちらです。

www.ankoyuki.com

以上〜!

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