こんにちは。あんこゆきです。
今日は韓国人学生が数字に強すぎる件とその理由についてお話しします。
この時期はおおよその大学生が中間試験期間で猛烈に苦しんでいることでしょう。
私もそうです。レポート書かなきゃ、明日発表あるし、テストもあるううう!どうしようううう!というような感じなのですが、なぜか私は韓国人美女たちのWebテストのお手伝いをしています。そうです。「チキンおごるよ」という甘い言葉につられて、うまいこと利用されてます。笑
(後ろを読むとわかりますが、対価に見合うお手伝いができたかは微妙。)
Webテストとは
Webテストは、主に、就職や院試の際にはほぼ必須といって良いぐらい受けなければならないテストです。
企業や学校によって出題形式が異なり、一番代表的なSPIの他にENG、玉手箱、GAB、TG-WEBというのがあります。
今回韓国人のお友達と受けているのは「玉手箱」と呼ばれる種類のテストです。
内容は主に、計数理解テスト(つまり算数)、言語理解テスト(つまり国語)、英語、性格テスト。
ただですね、私理系で彼女たち文系なのに私がきちんと手伝えたのはこのうちの国語と英語と性格テスト(笑)だったんですよ。
どゆこと?という感じですよね。
彼女たち、めちゃくちゃ計算早いんです。文系の学部入ってるけど、めちゃくちゃ数字に強いんです。
圧倒的敗北感でした。
例えばこの問題
答えは(1)は6、(2)は9/2。
なんだ、そんな難しくないじゃん、と思うじゃないですか。
そこじゃないんです。彼女たちこれ、見て1秒足らずで答えてました。
そうです、スピードです。このWebテスト、何が大変かというと、時間内に解き終わることなんです。四則逆算50問/9分、図表の読み取り29問/15分、表の空欄の推測20問/20分。
お次はこれ。
答えは4。
問題が表示される→メモもとらない→私以外全員「4!! はい、次〜!!」
こんなテンポです。
この時点で私、手伝う気ゼロでパプリカもぐもぐ食べてました笑
改めて思ったのは韓国人大学生、数字に強すぎるでした。
もちろん、全員が全員そういうわけではないかもしれませんが、基本的に今の日本人大学生の平均と比較すると彼らは算数・数学がよくできます。
それには、受験戦争が激しすぎるだけでなく、れっきとした理由があるようです。
韓国人学生が数字に強い理由
とにかく、韓国は数学の教育課程が速くて量が多い。
小1生が1~9までの数の概念を学ぶのに教科書で4ページしか書かれていないんです。1~5までを覚えるのに12ページをあてる日本や16ページ使うフィンランドに比べたらかなり少ないですね。
そもそも日本と韓国では教育の目的が大きく異なるそうで、日本は「公教育では学力の格差をなるべく小さくする」のに対して,韓国は「国を挙げて選良な学生を育てようとする」らしい。
だから、韓国の数学の教科書やワークブックはやたら分厚い。
つまり、真面目に教科書読めば読むほど(解けば解くほど)他に特別なことをしなくても学力がつくような仕組みになっているんです。
......こりゃやる気なくすわ〜💧
と思うんですが、この分厚い本たち、一応フォローすると、きちんと中身が充実してるんです。
個人的には、日本の数学の教科書みたいに「先生が口頭で説明する時間を作るために」途中式すっ飛ばした解説じゃないし、
前に学んだ単元が次に学ぶ単元とどういう関係があるのかが書いてあるから、「関数なに」「積分なに」とブツ切れで学んでる感じがしないのがいい。
ただ、教える時間は国際標準より下回っているのに対して内容があまりに多いために、早く学習を進めなければならないのはどうしても国のエゴだと私は感じてしまいます。
小学生の頭が柔らかくて発達の速い段階から、とにかく早め早めに教え込ませることは確かに手っ取り早いとは思う。
現に、私の友人の文系韓国人学生たちもやたら数字に強いし。
文系生徒も理系生徒も関係なく、基礎的な数学能力がしっかりついているのは以上のことが大きな要因でしょう。
おわりに
まあでも、「数学苦手だな」と思った瞬間からドロップアウトしていく学生も少なくないようです。国が「教科書の内容についてこれる学生」以外は振り落としていっているというのはなかなか問題かなあとは思います。
これに対しての対策、防止策は徐々になされていると聞きますが、大きな成果はまだ見えていないようですね。
ちなみに無事にチキンにありつけました。結果オーライ。
あ〜ヤンニョムチキン最高〜!!