あんこゆき

韓国人・台湾人との共同生活から得た、ちょっと意外で有益な情報を、慶應生あんこゆきが発信

【宜蘭餅発明館】台湾で流行りのDIYを体験してきた

 

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こんにちは!あんこゆきです。

最近台湾では若者を中心にDIYが流行っています!
私の中ではDIYと聞くとホームセンターで買ったものでお家をリフォームする?というようなイメージでした。

もともとDIYは「Do It Yourself (なんでも自分でやってみよう)」という意味です。
台湾人の友人に「一起去DIY吧!(DIY行こうか)」と言われた時の私は「???」でした。

わかるようなわからないような笑

行ってみて納得しました。
要するに、「体験教室」のようなものでした!
着いた場所は「宜蘭餅發明館(yi1 lan2 bing3 fa1 ming2 guan3)!
穴場スポットかつ台湾でしか体験できない「宜蘭餅のDIY」を紹介します!!

宜蘭餅とは

宜蘭餅(イーランビン)というのは台湾の宜蘭県のお土産として有名なクッキーのことです。牛舌餅(ニューシュエビン)という別名もあります。

牛舌餅?

そうです。その名の通り、牛の舌の形をしたお菓子です。でも、お餅ではありません。どちらかというと薄焼きのクッキーです。
ラング・ド・シャがフランス語で「猫の舌」という意味なので少し似ていますね。

宜蘭餅發明館の前の置物

DIYの流れ

この宜蘭餅を二人で作ってきました!

友達のお父さんが台北から車を出してくれて台北から40~50分ほどしたら到着しました。
頼んでもないのに友達の弟がずっとカメラマンをしてくれました笑

チケットを購入すると全員手を洗うよう促され、早速教室に通されました。
席に着くと、超絶ハイテンションなお兄さんが二人登場し、宜蘭餅の歴史の説明が始まりました。
コメディアンかと思うほど饒舌だし、場の盛り上げ方がとにかくうまい。

周りにいた小さな子供たちも大喜びの様子でした。

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ここまで観光に来る日本人は珍しいらしく、日本人が一人来ているということが事前に店員に伝わっていたようです。

どこからきましたか~?という司会の質問に勇気を出して「日本!」と答えたら一斉に四方八方から振り向かれました。笑

台南や台中など、宜蘭から少し離れた地域から観光に来る台湾人が多くて、外国人らしき観光客は見かけませんでした。

台北だとあちらこちらに日本人がいて、全く不思議に思われないので、台湾でこういう経験をしたのは初めてでした笑

まさに穴場スポット

そして各席ごとにすでに用意された生地を使ってトントンこねこねビヨーンっと作り上げていくわけです。

とんとん

tonton


こねこね

konekone

びよーん

biyooon


この日は午前中にスーツ着用の用事があったのでトレンチコートを着たまま体験笑

結構念入りに作ったのでこれでだいたい20分は経過。
簡単そうに見えて以外と難しい。
薄すぎるとクッキーに穴が開いてしまうし。

「体験」にはちょうどいい手軽さと難易度だと思う。

そしてクッキングシートに移し、自分の生地の番号を覚えておきます。

オーブンで焼いてもらっている間は、館内見学をしてきました!
工場見学もできるし

kojo

お土産を買うこともできます〜

そんなこんなで、宜蘭餅が焼きあがりました。
どうやら薄く引き延ばしすぎたようで、何枚かはボッコボコに穴が開いていました。

味は......うん、ほのかに甘いミルクの味がして普通に美味しかった。笑
でもね、人にあげるなら、やっぱり既製品がいいかな!
ということで、オススメの宜蘭土産を紹介します!!

宜蘭でおすすめのお土産

お土産物エリアがとっても充実ています!
宜蘭餅って本当に種類が豊富なんです。厚さでまず4種類ぐらいに分けられていて、宜蘭餅だけで味も20種類ほどあります!

いろんな味の宜蘭餅がセットになって12個入りや30個入りなどで売られているので、バラマキ土産にもぴったりだと思います。

ここ、試食がすごく多くて、友達と一緒に食べまくりました。

どれだけ食べても怒られない ⇦こら

むしろ「もう一個食べる?」と勧めてくれる笑

食べたことのないものを食べるワクワク感とスリルが本当に好きです。

宜蘭餅以外にオススメで人気なのは以下の三品です。

『特牛鮮奶酥餅』
これは正確には宜蘭餅ではないのですが、宜蘭餅同様牛の舌の形をしています。中にミルクが練りこまれたイチゴの飴が入っていて、外はパリパリとしたペストリーのような感じです。

『切達乳酪』
切達乳酪とは、チェダーチーズという意味です。
「チェダーチーズの塊ケーキ」のような感覚です。
白あんが練りこまれていて、チーズの香りがふんわりと香る美味しいお菓子です。

『三星蔥捲散包』
宜蘭の名産といえば、三星葱というネギが大変有名です。三星葱は台湾でもブランドネギで、柔らかく、甘みがあり、高い香りに定評があります。その三星
葱を生地に入れ込んだクッキーが三星蔥捲散包です。ネギ自体は日本に持って帰られませんが、これをお土産にするのはとってもオススメです!

宜蘭餅発明館へのアクセス

・タクシー
国道5号線を蘇澳方面に向かって約40分から50分ほどで行くことができます。台湾のタクシーは日本に比べるとリーズナブルなので、タクシーならば宜蘭までは2000台湾元(2019年6月16日現在で6900円前後)ほどなので、家族連れやグループならお得です。

 
 ・バス
台湾はバスでのアクセスが便利です。葛瑪蘭バスと首都客運バスがあります。いずれも運賃は片道140台湾元弱(2019年6月16日現在で480円前後)でバスの乗車時間は40分から1時間ほどです。いずれも本数が多く、10分から15分おきに出発しているので、気軽に利用できます。
 
 
葛瑪蘭バスの乗り場
台北駅から徒歩圏内の台北国道客運バスターミナル
→人気観光スポットである「礁渓(ジャオシー)」経由

首都客運バスの乗り場
MRT市政府駅前のバスターミナル

それぞれ宜蘭、羅東に到着後はタクシーか鉄道で最寄りの駅「新馬車駅」を目指します。新馬車駅から宜蘭餅発明館までは徒歩で10分ほどです。


周辺の観光スポット

近くには龍潭湖(ロンタン湖)という有名な湖があり、天気が良ければ湖を見たり集落の街並みや礁渓温泉(ジャオシー温泉)も一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

他の台湾人の友人にも、「宜蘭行ったの?いいなあ〜私もまた行きたい」と言われました。

私は今回天候に恵まれず、温泉には行けなかったので、リベンジの予定です。

まとめ

DIY、なかなか面白かったです。
外国人観光客が少なくて、「台湾人が観光に来る場所」に来れたのもいい経験になりました。台湾をもっと知れた感。
雨の日でも観光できるし、ぜひ皆さんも行ってみてくださいね〜〜〜

ご静読ありがとうございました!
ではまたお会いしましょう〜